大麻飾り ~お正月のお飾りとして~
新年のお飾りに、大麻飾りのWSに参加してきました。
大麻と精麻の違いも良く分かっていないまま、
更に、手先不器用だけど参加してきました。
職人の喜々さんが丁寧に教えて下さったおかげで、時間内に
作ることが出来ました。
講座30分、制作2時間はあっという間でもっと居たかったくらい。
特に講座では知らなかった大麻と日本人の繋がりにビックリ。
『葉、穂、種、茎、皮、根』と全て無駄なく使え、更にその用途は
多岐にわたります。
種はヘンプシードと言われるスーパーフードです。
オメガ6、オメガ3のバランスは最高クラス。
講座中ヘンプシードを頂きましたが、とても香ばしくて美味しく
お米に混ぜたり、お菓子にも使えたりと簡単に日々の生活で
摂取できそうです。
こちらの記事が分かりやすかったので、ご興味のある方は是非。
そして、本題の今回使用した精麻は茎の表皮にあたる部分。
精麻は神事や、神社のしめ縄(藁は一般的ですが、たまにナイロンテープのところも
あるようです・・・。神様いるのかしら。。。)、下駄の芯縄、
横綱のまわし、あとは産着にも使われるようです。
(実際、講師の喜々さんは娘さんの産着を作られたんですって。)
古来日本では、綿が本格的に栽培されるまでは庶民は麻をまとっていたようです。
それぐらいに、日本人とは切っても切り離せない大麻。
現在、生産者さんも随分と減ってしまったようで、当日WSに参加されていた方の
一人がご実家が栃木県で、当たり前のように大麻とともに生活があったと
話されていました。
栃木の生産量さんです。
WSの間中、大森さんのお名前が何度も出てきていましたが
私は予備知識ゼロで行ったので全く分からず(^^;
今、こうやって勉強中です(笑)
さて、肝心の大麻飾りですが『絆結び』という結び方を教えていただいて
作りました。
一番大きい大雑把な作りのものが私です。
ただ、真ん中の垂れている部分は妙に綺麗に切り揃えていますね。
自分の神経質なくせに大雑把なポイントがいまだに良く分かりません。
作るのは相変わらず苦手で、慣れない作業に手がつりそうに(笑)
やはり、先生にお願いして綺麗なお飾りを購入したほうが
良かったのでは?
なんて気持ちもムクムク湧き上がってきましたが、
家のお飾りを自分で作ることに意義があるんだと、
出来上がってから心底思いました。
左右非対称で不格好ですが、作ったことに満足です。
講師の喜々さんが、当日のWSの模様をブログにアップされています。
和のことですし、喜々さんはお着物が好きそうですので
着物で伺いました。
喜々さんはというと、洋服の上から羽織を羽織っていらっしゃって
とても素敵でした❤
喜々さんとは色んなところでリンクするところが多く、
例えば、置いてあった姿見が全く一緒、交野市は実家の近所、着物好き、
そして和のことが好きで、喜々さんはすでに精麻職人としてお仕事を
されています。
私も、和のことを仕事にしていきたいので勝手に親近感(笑)
こちらのお飾りはお焚き上げはせず、一生モノとして使えます。
上から三度撫でることで、『心・体・霊』の祓いにもなります。
これから家族と共に、大事に育てていきたいと思います。